■セイヴァーチケットによる成長ルール ・『セイヴァーチケット』を定義する。これはQL11レベル以上のクエスターに使用し、『二枚一組で使用して、キャラクターのレベルを1上昇させる』ものとする。  セイヴァーチケットは、QL11以上を対象とするセッション(平均レベルで算出する。端数は切り上げる)のアフタープレイにおいて、  「セッションに最後まで参加した」の項目を達成した際に、それぞれ『一枚』がPLに与えられる。  また、QL11以上を対象とするセッションのアフタープレイにおいて、GMは『二枚』のセイヴァーチケットを得る。  なお、セイヴァーチケットを発行するセッションにおいては、  従来のセッションで推奨していた「セッションに最後まで参加した」の項目に加算するクエスターレベル分のボーナスは、  これを『加算しない』ものとする。つまり、レベル15前後までは、経験点の額そのものはQL10よりも少なくなることになる。 ●『セイヴァーチケット』の使い方  成長の際に、経験点使用枠にセイヴァーチケットの使用履歴を追加する。  セイヴァーチケットは、二枚ごとに「レベル11以降のレベル上昇経験点を200低減するもの」として扱う。  原則、レベルアップの代行として使用することしか認めないし、もちろんレベル11以下のレベルアップにも使用できない。 ・使用例:QL13のPCの場合 常備化ポイント:    点−初期の50点=    点→常備化経験点:     点                         +レベル上昇経験点:  885点 セイヴァーチケット使用:  4         − チケット使用分:  400点                         + 汎用特技経験点:     点                         +能力値成長経験点:     点                        ─────────────────                            総使用経験点:  485点 ●メリット  参加回数の多くないPLでも、高レベル帯PCの成長を容易に行うことができる。  本来のルールで高レベル帯での成長が可能なように経験点を配布すると、経験点にインフレが生じる。これを抑止できる。  ●デメリット  経験点配布と使用、成長のデータ管理が煩雑となる。  公式が提示する成長システムから逸脱することにより、今後のサプリメントの追加に合わせて様々な修正を加える必要が生じる。