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【先人の覚書】ネルガルの運用
日時: 2014/03/12(Wed) 01:02
名前: DOH
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ネルガルの運用についての【先人の覚書】スレッドです。
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GMの立場からのネルガル対策
日時: 2014/03/12(Wed) 01:03
名前: DOH
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《ネルガル》は、攻撃を場面攻撃にするという効果のため、状況によっては戦況を一撃で左右し得る加護となっています。
これはエネミーが使用してPCを窮地に陥らせることももちろんですが、それ以上にPCが使用し、ボスエネミーの取り巻きを瞬時に一掃するケースが多くなります。その結果、GMが「それなら最初から取り巻きいらないや、面倒だし」と考える場合も多くなります。
しかしそうなってしまうと、《ネルガル》を持つクラスの価値が下がりますし、何よりそれをリソースとして持つキャラクターを使用した場合の満足度が損なわれます。そこで、ここではGM側の立場で、《ネルガル》を使用される場合への対応について述べてみます。


《ネルガル》をPCが運用する場合、多くの場合は最大攻撃力を持つPCの攻撃の対象を拡大するために用いられます。
エネミー側は、よほど特殊な構成でない限り、加護を打ち消す《オーディン》の使用回数は2〜3回が限度です(《ブラギ》による復活を含む)。それに対し、PCは人数にもよりますが、最低2回の《オーディン》を持っていると考えるのが妥当です。つまり、GM側は本気になったPCの《ネルガル》を真正面から止めることはできない、ということになります。

もちろん、これで殲滅されても問題ないと考えるならば、ここからの対処は必要ありません。しかし開幕一発の《ネルガル》だけで戦況を決定されることを嫌う場合、以下の考え方を参考に戦術を立てることもできます。


・雑魚エネミーにカバーアップ能力を与える
 この場合、雑魚エネミーはカバー担当と生存担当の二体ペアで配置することになります。カバー役にカバーアップ特技を持たせ、《ネルガル》による攻撃を受けた場合、カバー役のみが倒されるようにします。
 エネミーの種別を変えず、同一のデータで揃えてしまっても構いませんが、その場合はエネミーを2体ずつ別エンゲージに配置するようにするべきです。そうしない場合、例えば雑魚を四体配置したとすると、最初に範囲攻撃で二体、次の範囲攻撃で一体が生き残り、雑魚の処理に時間がかかります。最初にカバーアップをしている以上、二度目の範囲攻撃で生き残った側がカバーアップをしない理由がないためです。特技なしのカバーアップを行っても良いのですが、これは「特技がなくても未行動ならカバーされる」という圧迫感をPLに与えるので、それを織り込んで考える必要があります。


・《アビス:オーディン》で《ネルガル》を打ち消す
 《アビス:オーディン》に対してPCの加護は基本的に対抗できない(戦闘開始直後に《ネルガル》を使用する局面では、対抗できる強化加護を使用できない可能性が高い)ため、《ネルガル》対策としては非常に有効な手段となります。
 しかしあまりに一方的に効果を抹消できてしまうため、濫用は禁物です。


・《マステマ》でダメージを減少させる
 《ネルガル》の攻撃には、強力なダメージ増加を加算される事が多い上、《ヘル》が使用される場合も多いです。このダメージに対し、《マステマ》を使用してダメージを減少する方法が考えられます。
 雑魚のHPは、その運用法によってある程度変化はあるものの、だいたい防御修正を加味して「標準的なダメージディーラの加護なし攻撃二回」ほどで倒れる値が妥当です。そのため、《ヘル》を加算した《ネルガル》の攻撃では、丁度かややオーバーキル気味に雑魚を殲滅する場合が多くなります。
 この値に対して、《マステマ》で差し引き5dのダメージ減少となった場合、ちょうど雑魚が生存する値になりやすくなります。その後に続くメンバーの攻撃で雑魚が倒されたとしても、PCに2〜3回ほどの手数を消費させる事ができるわけですから、雑魚の役割は概ね果たせると言えるでしょう。
 もちろん、《マステマ》を打ち消されては雑魚が全滅してしまうため、《ネルガル》宣言の段階で1〜2回《オーディン》を使用しておくと、加護が通りやすくなります。もちろん《ブラギ》が潤沢な構成ではその限りではありませんが、「ダメージが弱っているが一応通る」という状況であれば、プレイヤーは案外《マステマ》を無理に打ち消そうとしない場合が多いようです。
 もちろん、この方法も毎度使い続けると、戦術の硬直化を招きます。


・雑魚エネミーを再配置する
 《ネルガル》による雑魚エネミーの壊滅は甘んじて受け入れ、次のボスの行動やセットアップやクリンナップのタイミングで、雑魚エネミーを再配置する方法があります。
 この方法はプレイヤーに「加護攻撃が無駄になった」と感じさせる可能性が非常に高いです。この徒労感を解消するには、「HP半減」などの条件達成とともに再配置を行うことが有効です。
 たとえば、ボスに「HPが半減した際に使用するエネミー召喚特技」を持たせておき、「HPが半減した」という情報とともに使用するなどです。こうすると、プレイヤーは何らかのマイルストーンに到達したという達成感によって、エネミー再配置による徒労感を誤魔化されがちになります。
 この場合、再配置した雑魚エネミーは、ボスと同一のエンゲージに配置しておくと良いでしょう。


・雑魚エネミーすべてに《タケミカヅチ》《オートカウンター》あるいは《痛恨の一撃》を持たせる
 不用意な場面攻撃に対して、自動反撃系特技によるしっぺ返しを与える方法があります。
 これは少々悪手となり得ます。とくに《オートカウンター》と《タケミカヅチ》《痛恨の一撃》のダメージ発生タイミングが異なる点には注意が必要です。《タケミカヅチ》のダメージでブレイクした攻撃者に、さらにメインプロセス終了時に《オートカウンター》のダメージが入ると、対処不能の即死を発生させる可能性があります(キャスタータイプの多くはブレイク後の10点ダメージで即死します)。
 もしもこの方法を取る場合、ミドル戦や情報収集の間に、雑魚が反撃系特技を持つことを告知しておくことが望ましいでしょう。逆に存在がわかっていれば、プレイヤーに戦術を考える葛藤を与えることができ、達成感を増す効果が期待できます。
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Re: 【先人の覚書】ネルガルの運用
日時: 2014/03/12(Wed) 02:18
名前: KITE
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その他ノウハウ
・《絶対先制》などの先制攻撃が可能なエネミーを配置する
その後一掃されることに代わりはないにせよ、ある程度PCにダメージを与えてからの退場となります。
またこの攻撃がなんらかのバッドステータスを伴っているなどの場合、PC側はそれを回避するために、かなりのリソースを消耗する戦況に陥る。と言う事もあります。
それこそ《ネルガル》でエネミーを一掃する担当のキャラクターが《捕縛》などされる危険がある場合は、まずそこへの対処にPCは工夫する必要が生まれます。

・行動値減少系特技
上の派生とも言えます。《ネルガル》での一掃の担当になりやすいPCは、高い行動値と高い攻撃力を兼ね備えたアサシンやホムンクルスのクラスを持ったキャラクターである事が多いでしょう。
こうしたPCに《スロウ》など、行動値を低下させる特技を使用する事で、PC側が「最大の攻撃力のキャラクターによる《ネルガル》を使えるのを、遅延させる」と言うだけの手段です。

《ネルガル》を完全に消しに行くのも、選択肢の一つです。元々優秀な範囲攻撃役が活躍する事にもなります。
PC側にも「もしかしたら《ネルガル》を消しきられるとしたら、それを想定して、消された場合にも多数のエネミーにダメージが入る範囲攻撃役に優先して《ネルガル》を使用する」などの戦術のバリエーションが生まれることもあります(私はPC側でも、これを前提に、範囲攻撃の可能なPCに《ネルガル》を使う事も多いです)。
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